令和7年4月のユニットケア移行に向けて、排泄ケアの方法も見直しを行っています。
現在の田平ホームでのオムツ交換は、台車にバケツなどを積み、ある程度決まった時間に予防着姿の職員がパットを持って各居室に行くと言う集団ケアとなっています。
排泄という行為は、就学前程度で自立してからは、人の目に触れることなくおこなわれる行為です。高齢や病気などによって、どうしても人の手を借りなければならない状態になっても、自ら望んでオムツに排泄したいと考える方は少ないはずです。なるべく人に見られず、知られずと言う気持ちで行ってきた行為が、台車などで回って、オムツ交換をすることを周りのみんなに知られることは、羞恥心やプライバシーの観点からも好ましくないケアの一つです。
今後、田平ホームでもトートバックを使用しながら個別ケアに変更していく予定としています。ただ、台車で回らなければいいと言うことでなく、何のために、誰のために取り入れる方法なのかを認識しながら、一人一人の尊厳を守るケアを目指したいと思います。
