褥瘡予防対策委員会

田平ホームの褥瘡を予防するための対策・研修を行うための委員会ブログです。

2020-01-01から1年間の記事一覧

2020.12『亜鉛』

亜鉛は体に必要なミネラルの一つで、新陳代謝や成長に深く関わっています。 また、味を感じさせる味蕾細胞の新陳代謝を活性化させたり、免疫力向上にも役立っています。 亜鉛が不足すると、味覚異常、免疫力の低下、褥瘡が治りにくいといった症状を引き起こ…

2020.11『排泄ケアの勉強会』

10月、ユニ・チャームさんによるおむつの勉強会が行われました。テーマは、『当て方の難しい方の対応(拘縮)』『スキンケアについて』です。 『当て方の難しい方の対応(拘縮)』 身体拘縮の方の場合、おむつをまっすぐに当てると、股ぐくりに隙間ができや…

2020.10『高齢者の皮膚のスキンケア』

加齢で皮脂の分泌が減ると肌のバリア機能が低下します。 バリア機能が低下することによって乾燥が進み、かゆみやカビ、細菌の感染などによるさまざまな肌トラブルがおこってしまいます。 (スキンケアの方法) 1、保湿剤の塗布・・・特に入浴後の塗布は保湿…

2020.09『排便コントロール』

高齢者の介護において、便秘や下痢などの排便障害は大きな問題です。 無理なく排便でき、後始末も手間がかからない丁度よい硬さの便を出すことが理想の形です。 下剤を使い過ぎて水様便がそのまま排泄される状態は、利用者様にとってベストな状態とは言えま…

2020.08『New紙オムツ』

7月より紙オムツ・紙パンツ・パット等をユニ・チャームさんへ変更し使用しています。 新しい紙オムツはテープが伸縮するのでお腹周りが苦しくなく身体の動きにあわせて自在にフィットし、薄型なのでごわつきがなく付け心地が良いです。 パット等は肌被れし…

2020.07『ポジショニングの目的について』

褥瘡委員で今年度の第一回目の勉強会を行いました。 ・「さしすせそ」を用いたポジショニングの再確認 ・円背、拘縮の利用者と日中ベット上で過ごしている利用者のポジショニング これらが資料に基づいているか再確認し統一したポジショニングを行うことによ…

2020.06『褥瘡の予防法』

褥瘡は早期発見や予防が大切です❢ 褥瘡の予防法として 体位変換 体位変換によって圧力がかかる部位が変化するため長時間の圧迫を避けることができます。できれば2時間に 1回の変換がよいでしょう 栄養管理 褥瘡の原因となる「低栄養」を避けるため積極的に…

2020.05『さ・し・す・せ・そ』

高齢となり身体に麻痺や拘縮が出てくると、自分で寝返りすることも困難になります。そうなると、褥瘡の原因とな り、利用者の方々に苦痛を与え快適な睡眠の妨げとなります。そこで重要となるのが、定期的な体位交換、当て枕等を用 いた寝ているときのポジシ…

2020.04『新年度』

今年度、褥瘡予防(排泄)対策委員長を務める事になりました。 今までは、布オムツと紙オムツの併用でしたが、紙オムツに移行する事になりました。 紙オムツに移ることにより、不快感などが軽減され、それによって利用者様の夜間帯の入眠を促す事 に繋がって…

2020.03『褥瘡と微量元素』

褥瘡の治癒に有効とされる微量元素に「鉄・銅・亜鉛」があります。鉄が欠乏すると貧血になります。銅は造血に関わり、コラーゲンの合成や架橋形成に関わっています。亜鉛は、たんぱく質合成や酵素活性に関与しています。これら微量元素は、皮膚の耐久性や合…

2020.02『おしり洗浄液』

数か月前にユニ・チャームからいただいた試供品「おしり洗浄液Neo」を使っています おむつ交換時に陰洗ボトルのお湯に2プッシュ入れて使用しており、効果として洗浄・保湿・肌保護があります 植物由来の石鹸が排泄物の汚れをしっかり落とし石鹸成分を最小限…

2020.01『OHスケール』

今まではブレンデールスケールを使用し、利用者1人1人ADLの状況・更衣・基本動作・排泄の状況等点数を出し褥瘡の発生と関連のあるリスクをもとに、ケアの見直しや電動エアマットの使用、食事管理など話し合い褥瘡予防に努めてきました。 今までのやり方で…