褥瘡予防のためのポジショニングは基本が大切で、またそれを理解することが最も大切です。
基本は「自由気ままに安楽で安全に動けること」を言い、動けず可動域・活動性が低下することで褥瘡発生リスクは高まります。そのため動けないことによる弊害としてどのようなことが考えられるのか、それを予防するためにどのようなことが必要でどのようなポジショニングを実施していかないといけないのかを検討し活動していかなければなりません。
「動かない、動けない」
動けないことにより自分本位ではなく不本意な姿勢を強いられると筋緊張が起こり、筋肉が血管を圧迫し血流が悪くなり様々なことが生じ、その弊害の1つとして褥瘡発生に繋がります。
「動けないことによって起こる様々な悪影響に対して対策を立てる・自然な体軸の流れを整えるとともに安全安楽な観点から体位を評価・維持現状から改善に役立つよう体位づけの管理を行う事」が定義されています。
その為基本はアライメント(生体のバランスを保つ自然な体軸)を整え、緊張のないポジショニングを作り出し、整えるために体位分散やクッション等の仕様が必要になってきます。
施設でも体圧分散測定器を使用しクッション等を用いポジショニングを実施しています。
今後も基本を理解し活動していきます。



